オリンピックオネエのブログ。

2020年東京オリンピックのために東京に移住したオネエとそのお友達の共同ブログ。

【プレイバック】東京オリンピック 新エンブレム選考!

あら、どうも。

 

パリオリンピックパラリンピックのエンブレムが発表されたことで、

東京の右往左往のエンブレム決定の時のことを掲載しようと思ったの。

 

下記は、佐野作品が撤回されたあとに公募され、

最終候補からエンブレムが決定した2016年のアタシの感想です。

 

ちょいと真面目なあたし

 

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【私の五輪エンブレム論】
旧佐野作品のエンブレム発表に一般人として発表会場に一番乗りした私のエンブレム論です。

 

本日、新しい東京五輪のエンブレムが選定されました。
発表を知った瞬間、私はガッツポーズと共にとてもうれしく思いました。

 

しかしながら、4/8にエンブレムの候補4作品が発表された際、第一印象は4作品全部『駄作』という印象でした。

 

私が思い描く五輪エンブレムは、図柄ではなくTOKYO2020のフォントこそ重要だと思っているからです。どのフォントも日本風ではありません。その時点でがっかりしました。

 

しかし、あらためて4作品を吟味すると、最終的に決定したA案が、最もエンブレムに"ふさわしい"と強く感じました。

 

五輪エンブレムとは、ただエンブレムにとどまらず、
会場の装飾デザイン、メダルのリボンデザイン、チケットデザイン、ボランティアや関係者の服飾デザイン、などなど五輪に関わる全てのデザインコンセプトの根本になるものです。

 

そして、色に関しても同様です。ロンドンは紫、北京は赤、アテネは水色、全てエンブレムの色が大会デザインの「テーマカラー」になっています。

 

加えて他の国の方がエンブレムを見て『日本・東京』を連想できるか、ということが重要なのです。

そして、エンブレム=象徴なのですから、幾何学的だったり単純なデザインでよいのです。

 

そのことを考えると、A案が一番エンブレムにふさわしいという結論に達します。
A案の市松模様は様々なファサードやデザインに変化できますし、テーマカラーも藍色で決定です。
私が重要視しているフォントに関しても、4つの中では一番図柄とフォントがマッチしたエンブレムになっています。

 

日本古来の市松模様でありながら、先端技術のようなサイバーな現代日本の印象も受けます。

 

他の3作品は、図柄とフォントがマッチしていないどころか、テーマカラーも絞れません。

 

本日のテレビ報道の中で、
「私は朝顔がかわいらしくてD案が好きだった」といったキャスターがいましたが、馬鹿かと思いました。五輪エンブレムとは何かという根本を分かっていないのです。

 

国民の感想の中に、A案は地味だ、という意見も多くあったようです。
地味でいいんです。それが日本らしさ、おくゆかしさです。
ですが、この市松模様はシンメトリーではなく3つの四角形が折り重なってできている繊細なデザインです。単純なようで緻密、地味なようで巧妙なのです。

 

世間的には4候補の中であまり人気がなかったデザインですが、正しいデザインが選出されて、私は安堵しております。

 

4年後、このエンブレムに彩られる東京オリンピックを楽しみに。